「すごい」の言い換えや類語、目上の人への丁寧な表現から友達、作文・論文用まで例文付きで解説

すごい」は便利な言葉ですが、使いすぎると語彙力が乏しい印象を与えてしまうことがあります。そこで今回は、ビジネスシーン、友達との会話、作文・論文など、さまざまな場面で使える「すごい」の言い換え表現を紹介します。英語表現や顔文字まで網羅しているので、ぜひ参考にしてください。

今すぐ使える「すごい」の言い換え

まずは、「すごい」の言い換え表現を、以下の4つの種類に分類して目上の人向け、友達向け、作文・論文向け、さらに英語での会話という、4つの場面に応じて紹介します。

目上の人向け友達向け作文・論文向け英語
  • すばらしい
  • 感動的
  • すてき
  • 壮大な
  • 驚くべき
  • 抜群
  • さすが
  • 感服する
  • 感銘を受ける
  • 敬服する
  • 優れた
  • 見事
  • 卓越した
  • 得も言われぬ
  • うならされる
  • 驚異的
  • ヤバい
  • やばたにえん
  • スゲー
  • 感動
  • 神ってる
  • ギガ~・テラ~
  • 顕著
  • 著しい
  • 途方もない
  • 輝かしい
  • 甚だしい
  • Wonderful
  • Excellent
  • Impressive
  • Outstanding
  • Awesome

「すごい」の言い換え【目上の人向け】

目上の人向けに使える「すごい」の言い換えには、数多くの表現が存在します。ここでは、以下の4つに分類して紹介します。

  1. 賞賛・感動を表す「すごい」の言い換え
  2. 努力や成果に対する敬意・尊敬を表す「すごい」の言い換え
  3. 能力や性能が優れていることを表す「すごい」の言い換え
  4. 圧倒されるほどの強さや素晴らしさを表す「すごい」の言い換え
賞賛・感動を表す「すごい」の言い換え努力や成果に対する敬意・尊敬を表す「すごい」の言い換え能力や性能が優れていることを表す「すごい」の言い換え圧倒されるほどの強さや素晴らしさを表す「すごい」の言い換え
  • すばらしい
  • 感動的
  • すてき
  • 壮大な
  • 驚くべき
  • 抜群
  • さすが
  • 感服する
  • 感銘を受ける
  • 敬服する
  • 優れた
  • 見事
  • 卓越した
  • 得も言われぬ
  • うならされる
  • 驚異的

賞賛・感動を表す「すごい」の言い換え

すばらしい

「すばらしい」は、非常に高い品質や美しさを感じさせるものや行動を褒めるときに使う表現です。目上の人に対して話すときにも使え、敬意を表しながら感動や賞賛を表すのにぴったりです。

例文 1社長のリーダーシップは本当にすばらしいと感じます。

例文 2このプロジェクトへのご尽力は、まさにすばらしい成果をもたらしました。

感動的

「感動的(かんどうてき)」は、心に深く響き、感情を揺さぶるような出来事に対して使用する言葉です。目上の人への会話で使っても適切で、尊敬の意を込めた表現としても用いられます。

例文 1先生のご指導のおかげで、私たちの研究は感動的と言えるほどの進展を遂げました。

例文 2この感動的な体験から多くのことを学びました。

すてき

「すてき」は、魅力的で心地良いと感じさせる時に用いる表現です。目上の人への感謝や褒め言葉としても適切で、ポジティブな印象を与えます。

例文 1先方から、とてもすてきなご提案をいただきました。

例文 2とてもすてきなお方ですね。

壮大な

「壮大な(そうだいな)」は、非常にスケールが大きく、立派な印象を与える物事に対して使います。

例文 1そのプロジェクトのビジョンは壮大で、社会に大きな影響を与えるでしょう。

例文 2この構想は壮大で、実現すれば市場を変革する可能性があります。

驚くべき

「驚くべき(おどろくべき)」という言葉は、期待以上の結果や新しい発見があった時に使います。この言葉には驚いた気持ちと共に、その成果や発見を高く評価しているという意味が込められています。

例文 1このチームが達成した成果は驚くべきものです。

例文 2この技術の進歩は驚くべきもので、私たちの業界に大きな変化をもたらすでしょう。

抜群

「抜群(ばつぐん)」は、群を抜いて優れていることを示す表現で、競争や比較の中で一際目立つ優秀さを強調したいときに使います。

例文 1あなたのプレゼンテーション能力は本当に抜群です。

例文 2先方の提案は抜群のアイデアだと思います。

努力や成果に対する敬意・尊敬を表す「すごい」の言い換え

さすが

「さすが」は、期待に応える優れた行動や成果に対する認識を表す言葉です。目上の人に対しても、その経験や能力を賞賛し、敬意を示すのに用いられます。

例文 1さすが、社長の解決策はいつも的確です。

例文 2さすがに経験豊富なリーダーらしいアプローチでした。

感服する

「感服する(かんぷくする)」は、他人の行動や成果に対して深い敬意や感嘆を表す際に使用します。目上の人への賞賛や尊敬の意を伝えるのに適切な表現です。

例文 1その困難を乗り越えた姿勢に深く感服しました

例文 2彼女のプロフェッショナリズムには、いつも感服するばかりです。

感銘を受ける

「感銘を受ける(かんめいをうける)」は、何かに深く心を打たれたり、影響を受けたりする様子を表す言葉です。特に、心に深い影響を与えた経験や言葉に対する賞賛や敬意を表現する際に適しています。

例文 1あなたの言葉には本当に感銘を受けました

例文 2そのドキュメンタリーを見て、大変感銘を受けました

敬服する

「敬服する(けいふくする)」は、心からの深い敬意を表す言葉です。特に、目上の人が示した優れた行動や決断に対する尊敬を伝えたい時にぴったりで、尊敬と賞賛を表せます。

例文 1社長の決断力と先見の明には、いつも敬服します

例文 2先輩の技術への深い理解と忍耐力に、深く敬服するものがあります。

能力や性能が優れていることを表す「すごい」の言い換え

優れた

「優れた(すぐれた)」は、他と比べて特に秀でていることを指す言葉です。目上の人への報告や評価でも失礼なく使えます。

例文 1彼女の分析力は優れていると思います。

例文 2この製品のデザインは他の追随を許さないほど優れています

見事

「見事(みごと)」という言葉は、成果やパフォーマンスが期待をはるかに上回り、ほぼ完璧なレベルであるときに使います。この表現は、その高い完成度や大成功を褒め称えるのに最適です。

例文 1彼のプレゼンテーションは見事で、全員を魅了しました。

例文 2この困難な課題を見事に解決した彼女の能力には敬服します。

卓越した

「卓越した(たくえつした)」という表現は、特定の分野や技術で非常に高いレベルに到達していることを示します。この言葉は、目上の人に使っても問題なく、誰かの特別な能力や成果を褒めるのに適しています。

例文 1彼はその分野において卓越した能力を持っています。

例文 2その芸術家の才能は卓越しており、多くの人に影響を与えています。

得も言われぬ

「得も言われぬ(えもいわれぬ)」は、言葉では表現し切れないほどの素晴らしさや感動を伝える際に使います。目上の人と深い感銘や感動を共有する際にも使用でき、非常に強い感情や印象を表現するのに適しています。

例文 1その美しい景色の前には、得も言われぬ感動を覚えました。

例文 2彼の作品からは得も言われぬ魅力が感じられます。

圧倒されるほどの強さや素晴らしさを表す「すごい」の言い換え

うならされる

「うならされる」は、何かの優れた品質や力に圧倒され、文字通り「う〜ん」とうならされるほど深く感銘を受ける状態を表す言葉です。

例文 1その演奏には本当にうならされました

例文 2彼の深い洞察力にはいつもうならされる思いです。

驚異的

「驚異的(きょういてき)」とは、普通では考えられないほど素晴らしい成果や能力のことを指し、一般的な水準をはるかに超えた達成をした時に使われる言葉です。

例文 1このプロジェクトで示された成果の質と速度は、まさに驚異的です。

例文 2その技術革新は驚異的で、業界全体に大きな影響を与えています。

「すごい」の言い換え【友達向け】

すごい」の言い換えについて、親しい友達向けなどに使える表現を紹介します。

ヤバい

「ヤバい」という言葉は、友達同士でよく使うとてもカジュアルな言い方で、驚き、感動、または羨ましいと感じるときに表現します。この言葉は良い意味にも悪い意味にも使われますが、ここでは良い意味で使う場合の例を紹介します。

例文 1お前の料理スキル、マジでヤバいな!

例文 2その新しいスマホ、デザインがヤバくない

やばたにえん

「やばたにえん」は「ヤバい」をさらに強調したり、面白おかしく言い換えた表現です。元々はネットスラングから来ていますが、非常に驚いたり、感心したりする場面で使います。

例文 1彼のテストの点数、毎回やばたにえんだよね。

例文 2昨日見た夜景、美しすぎてやばたにえんだった。

スゲー

「スゲー」は、「すごい」のカジュアルな言い換えで、友達同士が感動したり、何かを褒めたりするときによく使います。日常生活でのちょっとした驚きや、感心した時に気軽に使える表現です。

例文 1スゲー!このゲーム、どうやってクリアしたの?

例文 2あいつのバスケ、スゲー上手くなってるよね。

感動

「感動(かんどう)」は、深く心を動かされる経験や出来事に対して使う表現で、友達同士で分かち合う特別な時や心が温まる体験への共感や称賛を表すのにぴったりです。

例文 1あの短期間にこれだけ仕上げるなんて感動だ。

例文 2こんなに安いの?感動

神ってる

「神ってる(かみってる)」や「神(かみ)」は、ものごとが信じられないほど素晴らしく、完璧を通り越えた状態を指す言葉で、友達同士がとても感動したり、大いに褒めたたえたい時に使います。この表現は、技術や成果、体験などが普通ではないほど印象的だと感じる時にピッタリです。

例文 1このケーキ、マジで!こんな美味しいの初めて!

例文 2あのサッカー選手、今シーズン完全に神ってるよね。

ギガ~・テラ~

「ギガ」「テラ」という言葉は、何かの程度をとても強く表したいときに使う接頭語です。主に若者の間で使われる言葉で、ものごとがとても大きかったり、強かったり、素晴らしかったりする時に、話し言葉でよく出てきます。元々はデータの量を示す単位から来ていて、「ギガ」はかなりの量を、「テラ」はそれ以上に膨大な量を意味します。

例文 1昨日のテスト、難易度テラ高かった…。

例文 2新しいスマホ、バッテリー持続時間がギガ長い!

「すごい」の言い換え【作文・論文向け】

作文や論文では、「すごい」という口語的な表現を避け、よりフォーマルかつ適切な表現に言い換える必要があります。以下に、作文や論文で使える「すごい」の言い換えを紹介します。

顕著

「顕著(けんちょ)」は、他と比較して明らかに優れていることや、目立っている状況を示すのに用います。研究結果や現象の重要性を強調したいときに適しています。

例文 1この研究は、その分野における顕著な進歩を示している。

例文 2この政策は社会に顕著な影響を与えている。

著しい

「著しい(いちじるしい)」は、目立っていて、はっきりとわかるほどの差や変化を示す場合に用いられる表現です。特に進歩や改善が顕著な場合に適しています。

例文 1この技術の発展には著しい進歩が見られる。

例文 2研究成果の社会への影響は著しい

途方もない

「途方もない(とほうもない)」は、想像を超えるほど大きな規模や影響を指す時に使用される表現で、通常の範囲や想定を大きく超えていることを強調したい場合に適しています。

例文 1彼のプロジェクトにかける情熱は途方もない

例文 2この問題を解決するには途方もない努力が必要だ。

輝かしい

「輝かしい(かがやかしい)」は、成果や実績が非常に優れていて、明るい未来や希望を感じさせる場合に使われる表現です。成功や栄光を美しく表現したい場合に適しています。

例文 1彼女は輝かしいキャリアを築いてきた。

例文 2このチームは輝かしい成績を収めた。

甚だしい

「甚だしい(はなはだしい)」は、通常の程度を大きく超えているさまを表す言葉で、特に激しい、非常に強いといった状況を強調したい場合に用います。主に否定的な文脈で用いられることが多い表現です。

例文 1この地域における環境破壊の進行は甚だしい

例文 2経済の格差は年々甚だしくなっている。

「すごい」の言い換え【英語】

すごい」を英語で言い換える場合、以下のような表現があります。

Wonderful

「Wonderful」は、「素晴らしい」「驚くべき」などの意味を持ち、感動や喜びを表現する際に使います。日常会話からフォーマルな文脈まで幅広く使用されます。

例文 1The view from the top of the mountain is wonderful.(山の頂上からの景色は素晴らしい。)

例文 2Your support has been wonderful throughout the project.(プロジェクトを通してあなたの支援は素晴らしかった。)

Excellent

「Excellent」は、「優秀な」「非常に良い」という意味を持ち、成果やパフォーマンスが特に高い質であることを示すのに使われます。学業成績や仕事の成果を評価する場面でよく使用されます。

例文 1Your presentation was excellent.(あなたのプレゼンテーションは優秀でした。)

例文 2The chef's skills are excellent, making each dish a delight.(シェフの腕は抜群で、どの料理も喜びに満ちています。)

Impressive

「Impressive」は、「印象的な」「感動的な」という意味を持ち、何かが期待を超えるほど素晴らしいと感じる時に使います。特に人を驚かせるような成果や行動に対して用いられます。

例文 1The team's performance was impressive.(チームのパフォーマンスは印象的でした)

例文 2Her knowledge on the topic is impressive.(彼女のそのトピックに対する知識は驚異的です。)

Outstanding

「Outstanding」は、「目立つ」「卓越した」という意味を持ち、平均以上の質やパフォーマンスを指す際に使用します。特に群を抜いて優れている場合に適しています。

例文 1His achievements are truly outstanding.(彼の功績は本当に目立っています。)

例文 2The project was completed with outstanding results.(プロジェクトは卓越した結果をもって完了しました。)

Awesome

「Awesome」は、「素晴らしい」「驚異的」という意味を持ち、感動や興奮を表す際にカジュアルな文脈で使われます。

例文 1That movie was awesome!(その映画は素晴らしかった!)

例文 2You did an awesome job organizing the event.(あなたはイベントを企画する素晴らしい仕事をしました。)


 「すごい」の意味や注意点、便利な言い換えを分かりやすく解説

「すごい」の意味を確認

そもそも「すごい」とはどういう意味かを確認しておきましょう。

すごい」は、「程度が非常に大きい」「驚くほど優れている」という意味です。

すごいを使った例文

  • あなたの研究成果は本当にすごいですね。
  • このアプリの使いやすさと機能性は、他のものと比べてもすごいと思います。
  • 一人で自転車に乗れるようになるなんてすごいね、とても頑張ったんだね!

「すごい」を使用する際の注意点

すごい」は便利な言葉ですが、使いすぎると語彙力不足や幼稚な印象を与えてしまうことがあります。また、目上の人との会話では、フォーマルな場面にふさわしい表現への言い換えが必要です。「感銘を受けました」「おみそれしました」など、相手や場面に合わせてより適切な表現をするようにしましょう。

「すごい」の言い換え【顔文字(アスキーアート)】

すごい」を顔文字(アスキーアート)で言い換える場合は、以下のようなものがあります。

(°д°)スゴイッスゴイ(゚Д゚ノ)ノ☆(๑⊙д⊙๑)‼スゴイ
スゲー!!Σ(゚Д゚ )スゴッ\(⊙⊙;)/(*゚0゚*)スゴイ
ゴシゴシ(-дゞ≡ ゚Д゚)スッスゴイ!!!!スッゲ━━ヾ(*゚Д゚*)ノ゙━━ェェ!!スゴ━━━━(*゚∀゚*)━━━━イ

まとめ

すごい」という言葉は、相手との関係や会話のシチュエーションに応じて適切な言い換えが必要です。ビジネスシーンでは敬意を示す言葉を選び、友人との会話ではもっとカジュアルや親しみやすい言葉を使いましょう。また、英語での「すごい」の言い換えもいくつか知っていれば、さまざまな場面で柔軟に応じることができます。

今回紹介した言い換えパターンを参考に表現の幅を広げ、円滑なコミュニケーションに役立ててください。

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